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OVRC(Osaka Virtual Robotics Challange)2016開催(2016.11.11,13)

OVRC(Osaka Virtual Robotics Challange)2016を開催しました。

日時:2016年11月11,13日 13:00~15:00

場所:大阪府立大学工業高等専門学校/教養棟一階/選択教室Ⅱ

《プログラム》

1.開会挨拶(府大高専・土井教授)

2.自作ロボットシミュレータによるタスク競技

  • 参加チーム:ODENS-B(大阪電気通信大学・桝谷研究室)、(大阪府立大学工業高等専門学校・中谷&土井研究室)

3.閉会挨拶(府大高専・土井教授)

《概要》

2016年度OVRCOsaka Virtual Robotics Challange)は大阪府立大学工業高等専門学校/教養棟一階/選択教室Ⅱ(面積は約56m2)で2016年11月13日午後一時~午後三時の間に行われた.
最初に本校総合工学システム学科メカトロニクスコース・土井智晴教授の挨拶からはじまり,その後,大阪電気通信大学⇒府大高専⇒大阪電気通信大学……の順で各学校が行えるタスクを各学校2個ずつ実施した.最後は土井先生の挨拶で締めくくった.

競技中は土井先生と大阪電気通信大学の桝谷先生がMCを担当した.競技を見る人の出入りは自由で、タスクの時間制限なし.競技用PCにはステージを上から見た図とカメラの先端の図を映しておいて, 競技をしていない方のチームの生徒がMCの指示で図を動かしていた.

choreonoid体験スペースでは夏原君と坂本さんが作成してくれた迷路を,来場したお客さんにシミュレーションロボットを操作して体験してもらった.また,子供には記念シールを配布した.

OVRCには約50人来場した.当日の競技風景を図1に示す.

また, 当日の競技用PCと操作用PCそれぞれに映し出されていたものを図2に示す.

競技中, 競技者は操作用PCに映し出されているロボットのアームの先に装備されているカメラとロボットの後方部に装備されているカメラでタスクを行った. 競技者とは別の人が競技用PCに映し出されているロボットのアームに装備されているカメラ映像とステージが映し出されている映像をMCの会話内容に合わせて映像の映し出す方向や拡大及び縮小等を行った.

  図1 当日の競技風景

 図2 競技画面

《JVRCとは?》

「ジャパンバーチャルロボティクスチャレンジ(JVRC)」の略称。

2015年10月7~10日に千葉県の幕張メッセで開催されました。

JVRCは、災害対応ロボットのコンピュータシミュレーションによる競技会で、主催者である新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が取り組んでいる「環境・医療分野の国際研究開発・実証プロジェクト/ロボット分野の国際研究開発・実証事業/災害対応ロボット研究開発(アメリカ)」のプロジェクトの一環として今回初めて実施されました。

今回の競技テーマはトンネル災害調査で、車両内外にいる要救助者の有無確認、ボルト締結部や壁面のはく離などに対する打音検査、壁面のひび割れなどの目視検査,障害物の除去などを想定しています。実際の競技では、シミュレータ上のロボットを使ってQRコードを探して読み取ったり、障害物のモデルを押したり抜いたりというタスクが設定されていました。

競技会には10チームが参加し、順位は以下の通りでした.

  • 1位 270.6点 MID(株式会社MIDアカデミックプロモーションズ)
  • 2位 177.9点 AIST-NEDO(産業技術総合研究所)
  • 3位 157.5点 NEDO-JSK(東京大学)
  • 4位 126.0点 TEAMNADO(大阪府立大学工業高等専門学校)
  • 5位  94.4点 ODENS-B(大阪電気通信大学)

このうち,NEDOから支援を受けてDARPA Robotics Challenge(DRC)に参加したAIST-NEDOとNEDO-JSKは入賞の対象外という取り決めにより,ODENS-Bは繰り上げ3位になりました.

 

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